丸亀城主の名を冠した銘菓、寶月堂の『京極さま』ってなに!?

丸亀の城下町には、大正6年(1917年)に創業して以来、丸亀市民に長く愛される老舗和菓子屋『御菓子司 寳月堂おかしつかさ ほうげつどう』があります。

その老舗で人気を博している銘菓の1つ『京極きょうごくさま』。

上品な見た目はもちろん、味も間違いないとお店を訪れるお客さまは太鼓判をおします。

今回は、寶月堂の銘菓『京極さま』にスポットを当て、寶月堂四代目 高畑響子たかばたけきょうこさんのインタビューを交えながらご紹介します。

『京極さま』について

『京極さま』は、伝統和菓子の桃山をアレンジしたレシピで作られた焼きものだそうです。まずは京極さまのパッケージと中身、原材料などです。

寶月堂四代目 高畑響子さん

3年前にパッケージを変更する時、お殿様とのさまの名前をつかったお菓子なので、お城にちなんだものにしたくて丸亀在住の郷土史家きょうどしかの方から古地図こちずをおかりしパッケージにつかいました。

今、残っている天守は1つですが、古地図には天守のほかに5つのやぐらがしるされていたり丸亀の繁栄をささえた丸亀港にのこる太助灯籠たすけとうろうなどもしるされています。

パッケージひとつをとっても、城下町の老舗というポイントをとりいれてよく考えられたデザインですよね。

丸亀の地を200年以上にわたり治めた丸亀城主”京極家”の”京”の字があしらわれています。

『京極さま』の由来です。

商品名京極さま
原材料砂糖(国内製造)・白いんげん豆・小麦粉・卵・水飴・マーガリン・みりん/トレハロース・重曹・香料・乳化剤・酸化防止剤(ビタミンE)・着色料(カロチン)・一部に小麦、乳成分、卵、大豆を含む)
特定原材料小麦・乳・卵
カロリー144kcal
賞味期限約1カ月
保存方法直射日光・高温多湿を避けて保存してください。
買える場所寶月堂本店(リンクは公式ホームページ)・寶月堂オンライン
製造者御菓子司 寳月堂(リンクは公式Instagram)
製造者住所〒763-0004香川県丸亀市米屋町16番地 MAP

『京極さま』が人気のワケ

はじめに紹介したように、寶月堂の『京極さま』は丸亀市民に長く愛される人気和菓子として広く知られており、県内はもちろん県外の方々にも愛されている銘菓なんです。

けれども、まだ食べたことのない方にとっては、人気の理由など全く分からないものですよね。

そこでまずは、その特徴についてご紹介していきます。

寶月堂四代目 高畑響子さん

『京極さま』は、寶月堂初代がつくったお菓子なんです。一番初めにつくったのは最中もなかの『六万石ろくまんごく』。次につくったのが焼きものの『京極さま』なんですよ。

創業以来つくり続けられているとても長い歴史のあるお菓子ということがわかります。

黄みあんを練りこんだしっとりとした生地は表面がツヤツヤと光っていてなんだかきれいですね。

寶月堂四代目 高畑響子さん

表面のつやは、つや出しにみりんを使っているからなんですよ。

黒文字を使って切り分けてみました。中にぎっしりと白あんがつまっています。

手に持つとこれくらいで、大きさは5~6cmほどです。上品でかわいらしい感じがします。

厚みは2cmほどでしょうか。小さく見える見た目に反してずっしりしてます。

『京極さま』を食べた感想 ~伝統の技と味~

口に入れた瞬間。そのしっとりなめらかな舌ざわり口の中に広がる上質な甘みに魅了されます。

しっとりなめらかな舌ざわりの生地とあんは、まるで口の中で溶けてしまうような感覚です。(言うならばこれはまさに和製メルティーキッス!こうあらわせば、このなめらかな舌ざわりと溶けるような感覚を皆さまにもご想像いただけますか?)

上質な甘みは、手を加えるといろいろな表情が楽しめる白あんならではの味わいではないでしょうか。

口の中に広がるウマミを感じると、えも言われない幸福感につつまれることは間違いありません。

あぁ~シ・ア・ワ・セっ💕

見た目、食感、味、そのすべてを楽しめる『京極さま』は、手にして味わってみると長く愛されているワケがよく分かると思います。

寶月堂四代目 高畑響子さん

今でも京極家の子孫の方に代々ご購入いただいているお菓子なんですよ。

店頭に並ぶ『京極さま』小型は
1個    170円
5個入   972円
10個入  2,052円
15個入  2,916円
20個入  3,942円
25個入  4,914円

和菓子は深い甘さを濃いお茶でスッキリさせるのがいつもの楽しみ方です。

がしかし、ここはあえてその枠に収まらないのが『京極さま』の魅力のひとつ。

濃いお茶はもちろんですが、ブラックコーヒーや無糖の紅茶、フレーバーティーなどにもあうと思います。

個人的な意見ですが、にがみが強い深煎りのブラックコーヒーと『京極さま』の相性はバッチリ。
(注意:寶月堂でコーヒーの販売はありません)

お店の休憩所はホッと一息つけます。

店舗購入がおすすめ

お店に訪れることができる方は、店舗での購入がおススメです。

おススメポイント

『京極さま』はもちろんですが、それだけではなく寶月堂の熟練した和菓子職人たちによってつくられた美しく繊細な和菓子のラインナップをフルで見ることができる

和菓子は季節をたいせつにするので、和菓子のもつ芸術性から日本の四季を感じることもできる

気に入ったお菓子にであえるチャンスがある

こだわりの詰まったかき氷を食べることができる

メニューはレギュラーメニューと期間限定メニューがあります。(写真:2024年7月)

かき氷に使われるトクベツな氷、自家製のシロップや氷を削るお道具についてはこちらの記事をどうぞ。→寶月堂のかき氷

魅力的な銘菓を食べてみたい!と思っても丸亀まで行くのは遠すぎるという方や現地へ行くきかいがない方もいらっしゃるかもしれません。

地方でしか購入のできなかったものがインターネットを使えば入手することができます。→寶月堂オンライン

寶月堂はほかにも見どころがいっぱいなんです。

寶月堂の見どころ

ひときわ目立つ真っ白なしっくいの建物。古いものを大切にしながら残していくというのは、技や味にやどる伝統を後世に伝える和菓子とつうじるところがあるように感じるのは私だけでしょうか。

寶月堂四代目 高畑響子さん

寶月堂は2024年で創業107年を迎えます。店舗として使用してる建物はもっとも古く築128年になります。創業100年を迎えた2017年に大改修をし、今のかたちになりました。

1階は店舗として2階は和菓子教室をする部屋として使っています。

2017年に文化庁の登録有形文化財となった寶月堂本店 白いしっくいに日本瓦の建物は歴史を感じさせますね。

寶月堂四代目 高畑響子さん

店舗改修時に古い井戸が見つかったのでガラスで囲って大切に残しています。お気に入りポイントは、井戸が石垣で出来ているところなんです。

寶月堂四代目 高畑響子さん

お店奥の中庭には丸亀藩と多度津藩の瓦も飾ってあるんですよ。

(写真 左:多度津藩 右:丸亀藩)

本物の歴史に触れることができるのもこの場所でたくさんの想いをつなできたからこその醍醐味のひとつですね。

寶月堂四代目 高畑響子さん

他にも店内には創業当初から残っているものが多くありますから、ぜひ探してごらんになってみてくださいね。

まとめ

丸亀城主の名を冠した銘菓『京極さま』興味をもっていただけましたか?

『京極さま』は、大切な人へのご贈答品や郷土のお土産としてぴったりなのは言うまでもありません。

それだけではなく、家族の団らんやほっとひと息つきたい時など日常にもそっと寄りそってくれるやさしさがあります。

丸亀愛にあふれる御菓子司 寶月堂では、100年の伝統の味をうけつぐ和菓子はもちろん、100年前とはちがう新しい感性がプラスされた和菓子などたくさんの美しい和菓子達が今日もお客様をまっています。

この記事をとおして銘菓『京極さま』と老舗名店『御菓子司 寶月堂』の魅力発見につながればさいわいです。

丸亀にはええもんがぎょうさんあるけんみんな来てよ~!(訳:丸亀には良いものがたくさんありますからみんな来てよ~!)

最後までお読みいただきありがとうございました。

耳寄り情報

寶月堂の店舗2階では定期的に和菓子教室がひらかれています。練り切りや和菓子が好きな方、があるごきょうみ方はぜひ体験してみてください。

和菓子教室の案内(写真:2024年7月~9月開催のもの)予約は店頭・電話・Webサイトからすることができます。

5歳の娘と教室を体験しました。寶月堂五代目 桑田桃子くわたももこさんが講師をされていています。本物の技術を近くで見て教わって体験できる教室は想像以上の価値があり大満足でした!

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  1. 香川県と言えば『うどん』では 丸亀市と言えば?
  2. 『うどん』だけじゃない! 定番だけど丸亀のおすすめスポット『丸亀城』
  3. 特別な日のケーキを選ぶならここ!
  4. 可愛いくておしゃれしかも美味しい!唯一無二のオーダーメードケーキに出逢いたいならココ!
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丸亀っ子(ki_ki_ki)
香川県生まれ。『さぬきうどん』『丸亀うちわ』『骨付き鳥』が有名な丸亀市で生まれ育ちました。十数年ほど丸亀を離れていましたが、今は再び大好きな丸亀で生活しています。Webライターとして駆け出しですが、少しでも伝わるような文章を心がけたいと思っています。