「羊毛フエルト」でつくる小さな世界。羊毛作家「家のタマ」さんが個展開催中|丸亀市原田町

みなさんは「羊毛フェルト」という手芸を見たことがありますか?

羊毛の繊維を専用の針でからめ合わせ、さまざまな形をつくることができる手芸だそうです。

撮影者:はるかぜさん

本記事では、羊毛作家「家のtama(以降タマ表記)」さんがひらく個展「Let’s go somewhere! Vol.2」の情報をお届けします。

Let’s go somewhere! Vol.2」会場&開催期間

Let’s go somewhere! Vol.2」会場&開催期間

店名  :牛田商店(ZAKKA&Cafe) 2階

駐車場 :2台分スペースあり(第2駐車場有)

開催期間:2024年11月 9日(土)~17(日)

開催時間:11:30~18:00 *店休日 月曜日

こちらにご注目ください。

展示会は「作品を手に取ったり」「SNS投稿OK」みたいですよ♪

羊毛フェルト作品がつくる「癒しの空間」

えっ!コレが全部「羊毛フェルト」でできているの!?思わず目を疑うほど丁寧に作りこまれた作品。

そこには、やわらかく温かな「癒しの空間」が広がっています。

せっかくなので、もっと近くでのぞいてみましょう♪

Let’s go somewhere! Vol.2」

Let’s go somewhere! Vol.2」の一部をご紹介させていただきます。

家のタマさんと「リンゴ」

はじめに、リンゴをご紹介します。

こちらはリンゴの断面です。

釈迦のリンゴ シナノスイート断面

中心部の微妙な色の変化がみえますか?

こちらは、リンゴを上から見たところです。

釈迦のリンゴ シナノスイート
「家のタマ」さん

リンゴの赤は、素材を変えて10色くらい混ぜています

市販の羊毛の赤色は、ほとんど入っていないんですよ。

丸亀っ子(ki-ki-ki)

そうなんですね。

まさか、1つの作品にそんなにもたくさんの色が使われているとは、思いもよりませんでした。

別の種類のリンゴもありましたよ。

トキリンゴ

リンゴの皮のグラデーション。つや感がうまく表現されていますよね。

「リンゴ」エピソード

家のタマさんのご家庭には、リンゴにまつわるこんなエピソードが…。

「家のタマ」さん

リンゴを切っていると、母がすりおろしリンゴを作ってくれたのを思い出します。

丸亀っ子(ki-ki-ki)

子どものころは確かにそうだったかも。

すりおろすのって、ひと手間が大変ですよね。

「家のタマ」さん

そうなんですよね。

すりおろすのは手間で大変なのに、よくすりおろしのを食べさせてくれたな…と。

「愛情」だったんだなって、大人になって気づきました。

だから、「リンゴ」モチーフは、人一倍「」を込めて作っているかもしれません。

心温まるエピソード。そういった想いも作品に伝わるのでしょうね。

まるで「ホンモノ」のような食べもの

次は、まるで「ホンモノ」のような食べものたちです。

時計回りに 上から:イチジク・三豊ナス・カボチャ・イチジク・唐辛子・アーティチョーク・極早生みかん・金時ニンジン 中央:レンコン

ピーナツ

こちらはピーナツです。どれが「作品のピーナツ」でしょう?

写真手前 羊毛フェルトの「ピーナツ」

正解は、「葉っぱの上のピーナツ」です。

表面のデコボコ具合。いびつな形も色も再現度が高いですよね。

イチジク

こちらはイチジクの断面。タネや果肉の雰囲気がよくでていますよね。

丸亀っ子(ki-ki-ki)

タネがまるでホンモノみたいですね?

「家のタマ」さん

そうなんです。

実はこのタネ。小さなタネを作って差し込んでいます。

表現したい気持ち。熱量が伝わってきます。

少し違う角度からパシャリ。

影のつけ方や立体感は、どの角度から見ても違和感がありません。

コーディネート

コーディネートのご参考に、今度はこちらをご紹介します。

キュートなブローチたち

今度は、見るたび、使うたびに気分を上げたり、自分を癒したりしてくれそうなブローチたち。

ぐっと近づいてみましょう。

どれもとてもかわいくてキュート!選んで付けるのが楽しみになりそう♪

ネックレスにつけるとこんな風になるようです。

いつものアクセサリーが一味違う雰囲気に。自分だけのオリジナルになりますね♪

「リアルな」生きもの

今度は、もしかして筋肉の付き方まで考えられているの?と思わせる「リアルな」生きもたちをご紹介します。

写真 左:シマウマ 右:キリン

ウシ

「牛田商店」さんにちなんで作られたウシさん。

手に取って見てみると、色が複雑にまじりあっているのがよく分かります。

生き生きしている感じが伝わってくる作品ですよね。「モ~」って鳴き声が聞こえてきそう。

カメレオン

おや、こんなところに「ダレ」でしょう?

わっ!なんて可愛らしいカメレオンさん!?

そっと近づいてみましょう。

羊毛ならではの風合いがありますよね。目、手足、シッポ。どこも細かく丁寧で緻密な作業が伝わる作品です。

丸亀っ子(ki-ki-ki)

生きものは何にこだわって作られるのですか?

「家のタマ」さん

生きものは特に「目」にこだわって作っているんですよ。

丸亀っ子(ki-ki-ki)

どおりで生きものたちのやさしさが「目」から伝わってくる気がしましたよ。

「家のタマ」さんはどんな人?

さて、「家のタマ」さんをご紹介します。

家のtamaさん 撮影者:はるかぜさん

家のタマさんは、香川県丸亀市で活躍する羊毛フェルト作家。

活動歴は、もう10年以上になるそうです。

羊毛の繊維を専用の針でからめ合わせ、さまざまな形をつくる羊毛フェルトに、ひと針ひと針「愛情」を込めた作品づくりを心掛けています。

実は丸亀市Webライター塾の受講生(➡プロフィールはこちら)なんですよ♪

そんな彼女は、とてもやわらかな物腰の女性で、話しやすく誰からも好かれるお人柄です。

接客中の家のタマさん
「家のタマ」さん

作品には気持ちが現れるので、「心が穏やかな時」に作品作りをできるよう心がけています。

確かに、作品にはその心構えやお人柄が現れている気がします。家のタマさんが創る作品にすっかり魅了されてしまいました。

オーダー会 ~1から一緒にデザインします~

16(土),17(日)は、自分の好きなモチーフをデザインできる「オーダー会」があります

もちろん、デザインは家のタマさんが一緒に考えてくださるそうです。初めての方も安心ですね。

ご興味のある方は、いずれかの日に行ってみると良いかもしれませんよ。

「家のタマ」さん

以前、飼っているペットさんを羊毛フェルト作品にするオーダーをいただいたことがあります。

毛のあるペットさんは、「本物の毛」を少し分けていただき作品に使用することもできるんですよ。

丸亀っ子(ki-ki-ki)

オーダーする飼い主さんの心に寄りそう優しい心づかいですね。

当日足を運ぶのがむずかしい方は、オーダーをDM依頼することもできるみたいですよ♪

くわしい方法は、こちらをご覧ください。➡「家のタマ」Instagram

牛田商店街(ZAKKA&Cafe)へのアクセス

お車での行き方です。(徒歩圏内の方は、徒歩をおススメします。)

善通寺バイパス(国道319号線)の左車線を東から西へ走行し、原田西交差点を左折します。

左折し約180メートル走行すると、次の写真の「山下内科医院」の看板が左側に見えてきます。(黄色のマル)

看板の手前の道を左折します。

左折後、こんな景色が広がります。次の写真の「ココ」と書いているあたりまで進みましょう。

「ココ」には「牛田商店(ZAKKA&Cafe)」と書かれたかわいい看板。

そこは車2台分の駐車場になっています。

駐車場の方を見るとこの様な景色です。

はじめての方は、お店の位置が分かりにくく少し迷われるかもしれません。

手前の灰色の建物ではなく、奥の白色の建物が牛田商店です。

もう少し近づいてみましょう。こちらが牛田商店です。

入り口付近の様子です。

ドアを開けて入ると、1階はカフェになっています。

左手に2階への階段があるので上ってみましょう。

2階は雑貨売り場になっています。

雑貨売り場の奥が「Let’s go somewhere! Vol.2」展示会場です。

まだまだ紹介しきれていない作品があります。

お近くにお越しの際は、ぜひ家のタマさんの羊毛フェルトの世界。

のぞきに来てみてくださいね

おまけ 「羊毛」はサステナブルな素材 ~SDGsにつながっている~

ここからはおまけのお話。

羊毛(ウール)素材に着目してみましたよ。

羊毛はサステナブル=「持続可能な&ずっと続けていける」素材 3つの理由

「羊毛」はサステナブルな素材=持続可能な&ずっと続けていける素材だそうです。

そういわれる理由を3つご紹介します。

1.羊毛は、100%天然素材。つまり、地球に還る素材

プラスチックや化学繊維を使用していないため、究極のナチュラル素材と言えますね。

2.羊毛は繊維素材の中で特にリサイクルに向いている素材

回収した羊毛で新しい糸をつくったり、フェルト生地に生まれ変わったりできます。

3.機能性が高く、長く使用できる素材

ウールは防臭性に優れており汚れにくい特徴があります。

そのため、洗濯頻度が少なくなり省資源でお手入れが可能です。

参考資料「環境省」

参考資料 「ザ・ウールマーク カンパニー

羊毛は、こんなに地球にやさしい素材だったんですね♪

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丸亀っ子(ki-ki-ki)
香川県生まれ。「さぬきうどん」「丸亀うちわ」「骨付き鳥」が有名な丸亀市で生まれ育ちました。十数年ほど丸亀を離れていましたが、今は再び大好きな丸亀で生活しています。 子育てをしていて思うことは、親だけでなく関わってくださる地域の人々・文化・土地に根付く風習などすべてが影響し、人が育つということです。 Webライターとして駆け出しですが、少しでも伝わるような文章を心がけたいと思っています。