みなさんは「羊毛フェルト」という手芸を見たことがありますか?
羊毛の繊維を専用の針でからめ合わせ、さまざまな形をつくることができる手芸だそうです。
本記事では、羊毛作家「家のtama(以降タマ表記)」さんがひらく個展「Let’s go somewhere! Vol.2」の情報をお届けします。
もくじ
「Let’s go somewhere! Vol.2」会場&開催期間
9(土),10(日) ワークショップ開催 ~羊毛フェルトが上手になるコツ教えます~ 開催終了
16(土),17(日) オーダー会 ~1から一緒にデザインします~
*13:00~17:00 満席の場合があるため、ご予約をおススメします
こちらにご注目ください。
展示会は「作品を手に取ったり」「SNS投稿OK」みたいですよ♪
羊毛フェルト作品がつくる「癒しの空間」
えっ!コレが全部「羊毛フェルト」でできているの!?思わず目を疑うほど丁寧に作りこまれた作品。
そこには、やわらかく温かな「癒しの空間」が広がっています。
せっかくなので、もっと近くでのぞいてみましょう♪
「Let’s go somewhere! Vol.2」
「Let’s go somewhere! Vol.2」の一部をご紹介させていただきます。
家のタマさんと「リンゴ」
はじめに、リンゴをご紹介します。
こちらはリンゴの断面です。
中心部の微妙な色の変化がみえますか?
こちらは、リンゴを上から見たところです。
リンゴの赤は、素材を変えて10色くらい混ぜています。
市販の羊毛の赤色は、ほとんど入っていないんですよ。
そうなんですね。
まさか、1つの作品にそんなにもたくさんの色が使われているとは、思いもよりませんでした。
別の種類のリンゴもありましたよ。
リンゴの皮のグラデーション。つや感がうまく表現されていますよね。
「リンゴ」エピソード
家のタマさんのご家庭には、リンゴにまつわるこんなエピソードが…。
リンゴを切っていると、母がすりおろしリンゴを作ってくれたのを思い出します。
子どものころは確かにそうだったかも。
すりおろすのって、ひと手間が大変ですよね。
そうなんですよね。
すりおろすのは手間で大変なのに、よくすりおろしのを食べさせてくれたな…と。
「愛情」だったんだなって、大人になって気づきました。
だから、「リンゴ」モチーフは、人一倍「愛」を込めて作っているかもしれません。
心温まるエピソード。そういった想いも作品に伝わるのでしょうね。
まるで「ホンモノ」のような食べもの
次は、まるで「ホンモノ」のような食べものたちです。
ピーナツ
こちらはピーナツです。どれが「作品のピーナツ」でしょう?
正解は、「葉っぱの上のピーナツ」です。
表面のデコボコ具合。いびつな形も色も再現度が高いですよね。
イチジク
こちらはイチジクの断面。タネや果肉の雰囲気がよくでていますよね。
タネがまるでホンモノみたいですね?
そうなんです。
実はこのタネ。小さなタネを作って差し込んでいます。
表現したい気持ち。熱量が伝わってきます。
少し違う角度からパシャリ。
影のつけ方や立体感は、どの角度から見ても違和感がありません。
コーディネート
コーディネートのご参考に、今度はこちらをご紹介します。
キュートなブローチたち
今度は、見るたび、使うたびに気分を上げたり、自分を癒したりしてくれそうなブローチたち。
ぐっと近づいてみましょう。
どれもとてもかわいくてキュート!選んで付けるのが楽しみになりそう♪
ネックレスにつけるとこんな風になるようです。
いつものアクセサリーが一味違う雰囲気に。自分だけのオリジナルになりますね♪
「リアルな」生きもの
今度は、もしかして筋肉の付き方まで考えられているの?と思わせる「リアルな」生きもたちをご紹介します。
ウシ
「牛田商店」さんにちなんで作られたウシさん。
手に取って見てみると、色が複雑にまじりあっているのがよく分かります。
生き生きしている感じが伝わってくる作品ですよね。「モ~」って鳴き声が聞こえてきそう。
カメレオン
おや、こんなところに「ダレ」でしょう?
わっ!なんて可愛らしいカメレオンさん!?
そっと近づいてみましょう。
羊毛ならではの風合いがありますよね。目、手足、シッポ。どこも細かく丁寧で緻密な作業が伝わる作品です。
生きものは何にこだわって作られるのですか?
生きものは特に「目」にこだわって作っているんですよ。
どおりで生きものたちのやさしさが「目」から伝わってくる気がしましたよ。
「家のタマ」さんはどんな人?
さて、「家のタマ」さんをご紹介します。
家のタマさんは、香川県丸亀市で活躍する羊毛フェルト作家。
活動歴は、もう10年以上になるそうです。
羊毛の繊維を専用の針でからめ合わせ、さまざまな形をつくる羊毛フェルトに、ひと針ひと針「愛情」を込めた作品づくりを心掛けています。
実は丸亀市Webライター塾の受講生(➡プロフィールはこちら)なんですよ♪
そんな彼女は、とてもやわらかな物腰の女性で、話しやすく誰からも好かれるお人柄です。
作品には気持ちが現れるので、「心が穏やかな時」に作品作りをできるよう心がけています。
確かに、作品にはその心構えやお人柄が現れている気がします。家のタマさんが創る作品にすっかり魅了されてしまいました。
オーダー会 ~1から一緒にデザインします~
16(土),17(日)は、自分の好きなモチーフをデザインできる「オーダー会」があります。
もちろん、デザインは家のタマさんが一緒に考えてくださるそうです。初めての方も安心ですね。
ご興味のある方は、いずれかの日に行ってみると良いかもしれませんよ。
以前、飼っているペットさんを羊毛フェルト作品にするオーダーをいただいたことがあります。
毛のあるペットさんは、「本物の毛」を少し分けていただき作品に使用することもできるんですよ。
オーダーする飼い主さんの心に寄りそう優しい心づかいですね。
当日足を運ぶのがむずかしい方は、オーダーをDM依頼することもできるみたいですよ♪
くわしい方法は、こちらをご覧ください。➡「家のタマ」Instagram
牛田商店街(ZAKKA&Cafe)へのアクセス
お車での行き方です。(徒歩圏内の方は、徒歩をおススメします。)
善通寺バイパス(国道319号線)の左車線を東から西へ走行し、原田西交差点を左折します。
左折し約180メートル走行すると、次の写真の「山下内科医院」の看板が左側に見えてきます。(黄色のマル)
看板の手前の道を左折します。
左折後、こんな景色が広がります。次の写真の「ココ」と書いているあたりまで進みましょう。
「ココ」には「牛田商店(ZAKKA&Cafe)」と書かれたかわいい看板。
そこは車2台分の駐車場になっています。
駐車場の方を見るとこの様な景色です。
はじめての方は、お店の位置が分かりにくく少し迷われるかもしれません。
手前の灰色の建物ではなく、奥の白色の建物が牛田商店です。
もう少し近づいてみましょう。こちらが牛田商店です。
入り口付近の様子です。
ドアを開けて入ると、1階はカフェになっています。
左手に2階への階段があるので上ってみましょう。
2階は雑貨売り場になっています。
雑貨売り場の奥が「Let’s go somewhere! Vol.2」展示会場です。
まだまだ紹介しきれていない作品があります。
お近くにお越しの際は、ぜひ家のタマさんの羊毛フェルトの世界。
のぞきに来てみてくださいね。
おまけ 「羊毛」はサステナブルな素材 ~SDGsにつながっている~
ここからはおまけのお話。
羊毛(ウール)素材に着目してみましたよ。
羊毛はサステナブル=「持続可能な&ずっと続けていける」素材 3つの理由
「羊毛」はサステナブルな素材=持続可能な&ずっと続けていける素材だそうです。
そういわれる理由を3つご紹介します。
1.羊毛は、100%天然素材。つまり、地球に還る素材
プラスチックや化学繊維を使用していないため、究極のナチュラル素材と言えますね。
2.羊毛は繊維素材の中で特にリサイクルに向いている素材
回収した羊毛で新しい糸をつくったり、フェルト生地に生まれ変わったりできます。
3.機能性が高く、長く使用できる素材
ウールは防臭性に優れており汚れにくい特徴があります。
そのため、洗濯頻度が少なくなり省資源でお手入れが可能です。
参考資料「環境省」
参考資料 「ザ・ウールマーク カンパニー」
羊毛は、こんなに地球にやさしい素材だったんですね♪
店名 :牛田商店(ZAKKA&Cafe) 2階
駐車場 :2台分スペースあり(第2駐車場有)
開催期間:2024年11月 9日(土)~17(日)
開催時間:11:30~18:00 *店休日 月曜日