県下一早く春を告げる花　寒桜/丸亀市綾歌町

「春がくる頃」といえば、何月でしょう？
まだまだ寒さが続く1月末～2月頭。丸亀市には、もう咲いている桜があります。寒桜です。

寒桜って、どんな花？

早咲きの桜で、薄いピンク色の花が咲きます。
オオシマザクラとカンヒザクラの雑種と考えられている栽培品種で、比較的長く花を楽しめます。

花が咲くころの寒さからか、冬の季語にもなっています。
高浜虚子の句　「山の日は　鏡のごとし　寒桜」

地元の人は、1月の終わりが近づくと、日差しの良い午後に散歩がてら見に来はじめます。

「去年の今頃は、もう咲き始めていたんですよ。」

「今年は、まだもう少し先ですね。」などの会話が聞こえてきます。

寒桜を楽しみにしているのは人間だけではありません。そこここから鳥の鳴き声が聞こえてきます。

ウグイス色の体と目の周りに白い隈取りがある鳥、メジロです。

花々の間を忙しそうに動きまわり、その姿をカメラに収めるのも一苦労。長いレンズをつけたカメラで撮影する人たちも集まります。

綾歌の寒桜を皮切りに、市町をまたいで花巡りが始まります。(表：開花時期の目安)

春の数ヶ月は、これ以外の花もたくさん咲く季節。土器川沿いを散歩して、どんな花があるか探してみるのもおすすめです。

丸亀市綾歌町にある水橋池のほとり
福成寺の南側
コトデン栗熊駅より徒歩10分
https://goo.gl/maps/SEN7vaX2u9G2GW9E9