丸亀駅徒歩2分『ミチカケ製果店』―飯山の桃が主役のこだわりアイス実食レポート

『ミチカケ製果店』店主の鶴岡達也さん

執筆者:コ猫

JR丸亀駅まるがめえきの南口から東に歩いて約2分。

浜町はままちガレリアという商店街を抜けた一角に、可愛らしいアイスクリームのオブジェが目を引くお店があります。

ここは、新鮮な素材を使ったクラフトアイスのお店『ミチカケ製果店せいかてん』です。

店主の鶴岡つるおか()達也(たつや)さんは、丸亀市飯山町まるがめしはんざんちょうにある実家の桃園の恵みを受け、季節の果実をアイスクリームやドリンクなどに仕立(した)て、お店で提供しています。

今回は、お店のご紹介とともに旬の果実を使ったスイーツのレポート、そして『ミチカケ製果店』を始めたきっかけについて、鶴岡さんにお話しを伺いました。

『ミチカケ製果店』について

店名  ミチカケ製果店 クラフトアイス&コーヒー
住所香川県丸亀市浜町3-11
電話-
営業時間木・金・日曜日・祝日:13:00~19:00、土曜日:13:00~21:00

(営業日・時間は変更になることがあります。下記公式サイト Instagramにてご確認お願いします)
定休日月~水曜日
駐車場なし ※市営駅前地下駐車場・福島駐車場1時間無料
支払い方法  現金・楽天ペイ・PayPay・d払い・auPAY
公式サイト・https://www.instagram.com/michikake_seikaten
・https://share.google/Gz8B6KhxBLfDEyD9e 

『ミチカケ製果店』は、丸亀駅から徒歩2分の好立地

丸亀駅から歩いて2分ほど。
『ミチカケ製果店』は、浜町ガレリアという商店街のアーケードを通り抜けた先にあります。

丸亀駅南口から東方面に進み、映画にもなった「警察犬 きな子」の銅像の横を通り過ぎると、すぐ目の前に浜町ガレリア商店街のアーケードが見えます。

アーケードを抜けるころ『ミチカケ製果店』の目印のアイスクリームのオブジェが見えてきます。

趣ある和の外観と、木のぬくもりを感じる店内

お店の外観は和風でありながら、どことなく不思議な情緒が漂います。

引き戸をそっと開けると、店内は外からは想像もつかない木のぬくもりに満ちた穏やかな空間が広がっていました。

その奥から、店主の鶴岡さんが温かな笑顔で迎えてくれました。

以前は、テイクアウト専門店として親しまれていましたが、現在はカフェスペースが設けられ、店内でゆっくりアイスを味わえるようになりました。

部屋の一角には、鶴岡さんおすすめの本が並べられており、読書を楽しみながらアイスをいただくこともできます。

よく見ると、インドネシアや台湾といった海外のカフェに関する本も並んでいました。

旬の素材を使ったアイスがおすすめ!

メニューに目を向けると、アイスだけでなく、コーヒー等のドリンク類も充実しています。

カウンターの上には焼き菓子もあり、カットした桃を贅沢に使ったデザートメニューまで!

どれを頼もうか、思わず迷ってしまいますが、そんな迷いも楽しいひとときです。

色々なメニューがあります 左上の焼き菓子はスコーン

『ミチカケ製果店』を訪れた日は、初夏しょかの日差しが心地よい一日でした。

鶴岡さんに今の季節のおすすめを伺うと、みずみずしい桃を使ったメニューを教えてくださいました。

メニューにはアイスが数種類あり、好きなものを組み合わせて注文できるスタイルです。

今回は、1つのカップに季節の素材を使った【マクワウリのソルベ】と【桃の果肉(かにく)とミルクのアイス】の2種を盛り付けていただきました。

ドリンクには【桃シロップのソーダ割】を注文しました。

メニュー名を見るだけで、「どんな味わいだろう」と想像が膨らみます。

店頭に並んでいた新鮮な桃も美味しそうだったので、お土産として一つ購入することにしました。

しばらくして、鶴岡さんは手際よく仕上げたアイスとドリンクを、テーブルまで運んできてくれました。

手前は【マクワウリのソルベ】と【桃の果肉のミルクアイス】の入ったカップ 後ろは【桃シロップのソーダ割】とお土産に購入した桃

アイスの入ったカップには、上側に【マクワウリのソルベ】、下側に【桃の果肉のミルクアイス】が盛り付けられています。

初夏の光をかんじさせるような、涼やかな色合いです。

【マクワウリのソルベ】

スプーンでソルベをすくうと、キラキラと宝石のように輝いています。

口に運ぶと控えめな甘さで、マクワウリ本来の繊細(せんさい)な風味が喉を潤(うるお)し、さわやかな「大人のデザート」という感じを受けました。

例えていうならメロンに似た芳醇(ほうじゅん)な香りです。

【桃の果肉のミルクアイス】

鶴岡さんの実家で採れた飯山の桃の果肉が入っています。

そこに合わさっているのは、新鮮な牛乳を使ったこだわりのミルクアイス。

ミルクの濃厚でさっぱりとしたコクが、桃の繊細な甘みを引きたてていて、相性も抜群(ばつぐん)で美味しかったです。

【桃シロップのソーダ割】

炭酸水と自家製のシロップ、果肉を煮詰めた桃のコンフィチュールを入れた飲み物です。

ほんのりとしたピンク色の桃の入ったソーダをそっとかき混ぜると、シロップがゆっくりとグラスの中で溶け合い、まるで桃が熟した瞬間の甘みを閉じこめたかのようです。

シャンパンのような上品な風味が喉を潤しました。

どこか不思議な響きのする『ミチカケ製果店』―桃が教えてくれたこととは?

2025年7月にオープンした『ミチカケ製果店』。

不思議な響きのするこのお店の名前には、鶴岡さんが実家での桃づくりを通して見つけた深い想いが込められています。

柔らかな光が差し込む店内で、鶴岡さんが大切にするこだわりについてお聞きしました。

【鶴岡さん】

毎日、畑で木と向き合い
「どうすればもっと美味しく育つだろう」
と試行錯誤を重ねる日々を、私たち生産者は続けて参りました。

果実が最高に美味しい瞬間は、ほんの一瞬です。

桃を贅沢に使った、この季節限定の桃パフェ
手前には生ハムを巻いたグリッシーニを添えて

夜空の月が満ちては欠けるように、どんな果実にもそれぞれの姿に魅力があります。

少し個性的だったり不揃いであっても、そこにあるのは、一番の食べ頃を迎えた証でもあります。

そんなありのままの果実の「美味しい瞬間」をアイスにして閉じ込めたいと私は考えました。

素材と向き合う、店主の静かな対話の場

完熟した果実を口に運んだとき、果実が歩んできた「道ミチ」と、うつろいゆく「季節の欠けカケ」の美しさを感じていただければ幸いです。

店名の「ミチカケ」には、そんな自然の営みや、私たちが歩んできた道のりを大切にしたいという願いを託しています。

畑で出会う「一瞬の輝き」を皆さまと共有したい、その気持ちでお店を始めました。

生産者の情熱と果実の物語を、これからもアイス一つひとつに乗せてお届けします。

アイス一粒に、未来を託して―鶴岡さんが見つめる農業の物語

訪れる前、私は『ミチカケ製果店』の可愛らしい名前と美味しいアイスに惹かれてこの場所にやってきました。

でも、鶴岡さんとお話しして感じたのは、それだけではありませんでした。

果実の一つひとつ、そして未来の農業へと注がれるあたたかなまなざし。

その深い想いを知れば知るほど、このお店が特別な場所に思えてきます。

美味しいひとときを通して、大切なことを教えていただいたような気がしました。

ちなみに、桃たちが育つ農園は、お店から車で20分から30分ほど。

桃の名産地・飯山町の飯野山(いいのやま麓ふもとの自然豊かな場所に広がっています。

桃の花が咲く頃の飯野山

桃が実る季節には、丸亀市内でも楽しいイベントがたくさんあります。

提供店が集う「桃テラス」が開催されたり、活気あふれる「桃喰うまつり」が開かれたりと、この時期の市内はとても賑やかになります。


忙しい日常の中で、月の満ち欠けを眺めるようにふっと自分に戻れる。

季節の果実を使ったアイスをゆっくりと味わえるこの場所で、ぜひあなただけのお気に入りを見つけにいらしてみませんか?

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