地元では誰でも知っている人気のカフェ「GOODNEIGHBORS COFFEE丸亀店」
「素敵なお隣さん」ネーミング通り、隣近所の人がここに来たら誰かに会える、そんな楽しい空間を提供したい、そんな思いで作られたカフェです。
もくじ
「GOODNEIGHBORS COFFEE丸亀店」の情報
モーニングのパンにはお店のこだわりが。
食パンの厚さは35ミリ。
パンを焼いてバターを塗り、仕上げに別のオーブンで二度焼き。
バターがジュワジュワッとなったトーストを提供。
店名 | GOODNEIGHBORS COFFEE丸亀店 |
住所 | 香川県丸亀市土器町東9-194 |
電話 | 0877-85-7313 |
営業時間 | 7:30 ~ 16:00(16:00~18:00は子供食堂) |
定休日 | ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 | 有 |
支払い方法 | カード可(AMEX、JCB) 電子マネー可 QRコード決済可(PayPay、d払い) |
アクセス | 宇多津駅から884m |
公式サイト | ttps://gnc2013.thebase.in/ |
外観
JR宇多津駅から車で5分ほど走ると、右手に「GOODNEIGHBORS COFFEE」の青い看板が見えてきます。
赤レンガ造りの歴史を漂わせる外観。築40年の建物をリメイク。古い面影を残しながらも、洗練された佇まいを醸し出しています。
入り口もクラシカル。重厚感のあるドアがお出迎え。
土曜日の朝オープン前なのに、すでに10名ほどの行列ができていました。
オープンは、平日は8時から、土曜祝日は7時30分からです。
外観の窓の上部にも「GOODNEIGHBORS」(素敵なお隣さん)の文字が。
両親が共働きだった店主は、近所の人に助けられながら育ったそうです。
もらったものを直接お返しはできないけれど、心地よい空間として使ってほしいという思いで始めたカフェ。
店内の様子
過去と現在が融合したような店内です。スタイリッシュでありながら、どこか懐かしい居心地の良さを感じます。
入り口で、清潔感のある制服を着た店員さんが笑顔で迎えいれてくれます。
奥の厨房を区切る棚は、おしゃれな雑貨屋さんのディスプレイのよう。照明もヴィンテージ感と現代風の洗練さを兼ね備えたデザインです。
カウンター席もあるので、一人でも食事がしやすそうです。
入口正面の壁は、赤レンガでつくられています。まるで暖炉があるような温かい雰囲気が漂っています。(実際は、棚の下にはたくさんの雑誌が置かれていて退屈せず過ごせます。)
ソファ席もあり、小さなお子様がいるご家族連れはこの席が人気のようです。
奥の席もソファがあり、ここなら8人くらい一緒に食事ができそうな広さです。
ちょっとした空間のレイアウトが店内を魅力的に見せます。
メニュー
モーニング ◆『Aセット ももバタートースト』
トーストの上には、飯南の桃で作った自家製の『ももバター』がたっぷりのっていました。バターと言っても、とても軽い口当たりでこれぞ新触感。エアリーなバターが口の中でふわっと溶けていきます。いくらでも食べられます。
トーストは、『ももバター』が一番合うパンを試行錯誤して作った特注の山型のパン。
「GOODNEIGHBORS COFFEE」の「フルーツバター」は、食の細い子供のために、朝ご飯をしっかりたべてほしいというママの優しい気持ちから生まれた、自家製バターです。口コミで広がり、今では「ベストお取り寄せ大賞2022」「パンのお供部門 金賞」を受賞したフルーツバターです。
『ももバター』の他にも『アップル&マンゴーバター』『いちごバター』『アーモンドバター』『黒糖きな粉くるみバター』『キウイバター』等地元の旬のフルーツをふんだんに使った極上バターが揃っています。オンラインショップでギフトセットも販売しています。喜ばれること間違いなしです。
モーニング ◆『Cセット たまごサンド』
食パンももちろん美味しいですが、こちらの『たまごサンド』もぜひ食べてほしい一品です。パンには溢れんばかりのたまごが入っています。そして、芳ばしい香りの正体は、パンの表面にたっぷりと振りかけられたごまです。
フランスパンのように硬すぎず、コッペパンのように柔らかすぎない、ちょうど良い歯ごたえのパンがクセになります。
Cセットにはスープが付いてきますが、これがまた絶品です!
アサリの魚介エキスとベーコンの旨味がたっぷりと溶け込んだ、優しいクリームスープで、サイコロ状の野菜がゴロゴロと入っています。
サラダも、地産地消の新鮮な野菜を数種類使用しており、朝から栄養満点です。
◆ホリデーモーニングメニュー
ランチ ◆日替わり『自慢の熟成三元豚のロースカツサンドセット』
お店のおすすめのランチも食べてみました。
まず、このボリュームに驚きました!
サンドイッチの幅を見てください。横の2〜3杯分のコーヒーポットよりも幅広です。そして、なんとこれが2個もあります。さらに、クリームスープにオニオンフライ、フライドポテト、サラダ、たっぷりのコーヒーがセットになっています。
このロースカツ想像以上の美味しさでした。ロースカツは肉厚で柔らかく、ジューシー。油っこくなく、サクサクの衣と甘辛ソース、千切りキャベツが絶妙にマッチしています。
そして、ランチのパンにもごまが使われており、今回は黒ゴマでした。これも、また合う。
「GOODNEIGHBORS COFFEE」さんは、ネーミングにコーヒーがつくように、コーヒーにこだわりがあるお店です。コーヒーはすっきりとした味わいの中にコクがあり、料理と合います。
◆ランチメニュー
お持ち帰り袋
お客様にごはんをたっぷり食べてもらいたい、だけどどうしてもお腹いっぱいで食べきれないお客様のために、お持ち帰り専用の袋とアルミホイルが無料で提供されます。
お店の「食べ物を大切にしたい」という気持ちが伝わってきますね。
社会貢献活動
フードリボン活動
日本の子どもの7人に1人が「安心して食事できない環境にある」というデータを知り、社長の小林さんは驚いたそうです。個人的支援では間に合わない、組織的にスピーディーに取り組む必要があると考え、フードリボンプロジェクトに加盟されました。
このお話に私も興味があり、社長の小林さんにお話を伺わせていただきました。
支援者があらかじめリボンを300円で購入。子どもは、リボンを自由に取って食事できる仕組みです。一般の子ども食堂は開催日が月に数回などですが、この活動ならお店の営業日にいつでも食事ができます。
フードリボンの実施時間は、16時から18時です。ここでは、単に食事を提供するだけでなく、楽しんで仕事をしている大人の姿を子供たちに見てもらいたいと考えられているとのこと。食事ができない子供だけでなく、一人で食事をしている子供もここに来て、スタッフと会話をしたり交流したりしてほしいそうです。
子供たちが夢や目標を持てるような場所にしたいという小林社長の言葉には、強い思いが込められていました。
他にも、レジ横では就労継続支援施設の方々が作るクッキーを販売していました。
また、珈琲の粉を二次利用するなどの環境課題や農業ファームを通じてお店の外での地域課題に取り組んでいるそうです。
まとめ
「GOODNEIGHBORS COFFEE」は、モーニングもランチもどちらも文句なく美味しいです。地産地消の体に良い素材を使い、手間暇かけて丁寧に作っています。
しかし小林社長は、お店を「食べ物屋」だとは思っていないとおっしゃいます。
『働く人 × 美味しい食事 × インテリア = 地域の人々がつながる空間』
「個」で分断されがちな今の日本で、「つながること」ができる空間を作りたいと。子供たちに「こんな日本を作ってくれてありがとう」と言ってもらえる社会を作っていきたいとおっしゃっていました。私も小林社長のお話にどんどん引き込まれ、この輪が広がり、共感する人が増えていくことを願っています。
社長のビジョンはとどまることを知りません。今後の活躍が楽しみです。