丸亀城に来たなら中津万象園 にも来てみて!

中津万象園は丸亀城より3キロほど北西のさぬき浜街道沿いにある

京極二代目藩主高豊侯により丸亀藩中津別館として築庭された大名庭園です。香川県の大名庭園では高松の栗林公園が有名ですが丸亀にもあるのです。1つの県に大名庭園が2つあるということは珍しいようです。

京極家の先祖の地の近江八景になぞらえた池泉回遊式の庭園をゆったり散策してみませんか。その魅力とお勧めの楽しみ方は以下のとおりです。ただ大名庭園の維持管理のため 入園料 は必要です。

ゆったり庭園散歩を楽しむ

推奨コースが2コース(以下の地図上 赤ライン椿コース・青ライン松コース)あり、いずれも1キロ目安で広すぎないところが気にいってます。いつ行っても季節ごとの花に松と池のコントラストが映えて落ち着きます。

先日私が松コースを散策して池中央の藤棚前にさしかかった時、鯉がジャンプ・・・  時にはこんなことも。

文化的建造物および美術館 見学

観潮楼(現存日本最古の煎茶室)

現在は内部非公開で外観だけですが、以前は下図のように煎茶を楽しんでいたようです。

母屋(茶室)と大傘松(「日本の名松100選」)

大傘松の剪定をしている時に遭遇したらこれまた不思議な光景に出会えるかも

丸亀美術館(絵画館、陶芸館) 

 ○絵画館 フランス自然主義絵画を代表するコロー・クールベとミレーを

中心とするバルビゾン派の絵画常設し、企画展もいろいろあります。

 ○陶芸館 現在のイラン、イラクを中心として出土した紀元前2500年頃から13世紀頃までの土器陶器ガラス器など展示しています。

丸亀うちわミュージアム 

令和4年に丸亀港より移転して、丸亀うちわの歴史を知ることができ、伝統工芸士実演、製作体験、お土産としても丸亀うちわギャラリーにて販売もしています。ここだけ見学するならば無料です。なおその場合には万象園の東すぐ横の道を海側に曲がり丸亀運動公園側に入口があります。

茶道体験

母屋(茶室)にて日曜日などには呈茶席が設けられるようです。歴史的建造物のなかで大傘松を見ながら一服のお茶をいただく。まさにお殿様気分?

希望者には茶道体験もできます。

お食事処(懐風亭)での庭園が見ながら食事も最高

庭園を散策することが難しい足の不自由な方でもガラス越しに美しい景観をお楽しみいただけます。そして食事処から見るだけならば庭園入園料いらずです。

さらに おまけの楽しみが・・・

中津万象園には常駐の庭師さんが居られて、運良く作業中にお会いできたならば、気さくにお話を伺えるようです。庭木の剪定や管理のコツを聞いてみてもよいでしょう。

この方達のおかげでいつ行っても綺麗な庭園管理が行き届いているのです。感謝!

施設概要
  • 場所 丸亀市中津町25-1
  • ℡ (0877)23-6326
  • 開園時間 9:30~16:30 お食事処(懐風亭)は水曜日休
  • 駐車場 入口横数台と大型バス対応の広い無料駐車場有
    • 入口近くの駐車場は数台しか駐められないので、健脚な方は道の反対側の広い駐車場へ駐めるといいです
  • 詳細はホームページ http://www.bansyouen.com/
入園料・入館料
大人小人
庭園入園料
丸亀市民は右表示の半額
700円300円
丸亀市美術館入館料500円200円
セットチケット(庭園散策+丸亀美術館入館)1,000円500円
なお特別展開催期間中はその都度別途料金となります

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