執筆者:
羊毛フェルト作家の「家のtama」さんを取材させていただきました。
動物や果物、ラーメンまで作られている「家のtama」さんを沢山の素敵な作品とともにご紹介します。
羊毛フエルト作家「家のtama」さん



独学で、羊毛フェルトを使って動物や果物など様々な作品を作りだされている「家のtama」さん。
フェルト作家を始めてから約10年になるそうです。
インタビューではたくさんのことを話してくださった中で、今回はその作品作りについてお伝えします。
本物のような、リアルでかわいい作品たち






びっくりするくらいリアルで可愛い動物たち。
お野菜やドーナツ、ラーメンも、細かな部分まで作りこまれていて手に取ってじっくりと見たくなります。
あまりにリアルなので、美術をされていたのかを聞いてみたら、専門的に美術をしたことはないとのことで驚きました。
これだけ細かな部分まで作り出すには、かなりの観察眼が必要です。モデルとなる素材たちをとてもよく見られているのだと感じました。
でもどうやったらこんな素敵な作品が作れるのか知りたくて、作っている様子を簡単に教えていただきました。
作り方

作り方を説明してくれる「家のtama」さん。
教えていただいた手順を簡単に言うと
①まずは、作ろうと思う動物などの絵を下書きする。
②その絵をもとに、針(ニードル)で羊毛を何度も刺すことで羊毛が硬くまとまっていくので、根気よく刺して厚みを出し立体的に作っていく。
という感じかなと、思いました・・。それで出来るのかな?と、ますます不思議。「家のtama」さんはさらっとおっしゃっているけど、難しそう。

作品はどんなところに気を使いながら作っていくのか、こだわりのポイントを聞いてみました。
こだわりの材料と道具たち
羊毛
使う材料のメインは羊毛フェルト(染色した羊毛や、アクリルの素材もあるそうです)。
「家のtama」さんが所有されているのは
羊毛の種類(アクリルや羊の種類等)も含めて300以上あるそうで、専門のお店で購入できるとのこと。
たくさんの色の中からイメージに合う色の羊毛を選んで、さらに一つの色だけで使うのではなく、何色もの色の羊毛を混ぜ合わせて使用するそうです。
羊毛を混ぜ合わせる様子を見せてくれました。

こうして複雑な色合いを作り出していくんですね。
絵を描く時に絵具を混ぜて合わせて色を作り出すのと同じなんですね。
私も絵は描いていたので、思い通りの色を作り出す難しさや楽しさはちょっとわかります。
羊毛もこうして複雑な色合いを作り出せることに驚きました。
こうして作ったいくつかの色合いの羊毛を、先端にギザギザの付いた針(ニードル)を使って刺し込むことで厚みを出しながらまとめていきます。




「家のtama」さんが作り出す
動物たちの毛並みや、美味しそうな食べ物の色や質感は、細かな部分までとてもリアル。そして見ていてほっこりするキュートなデザイン。
それには、いくつもの色の羊毛を手間をかけて混ぜ合わせ、理想の色の羊毛を作ることもとても大切な工程なんですね。
ニードル
羊毛を刺すための、針(ニードル)は、刺し心地が重要だそうです。
先端がギザギザになっているそうなのですが、そのギザギザ具合によっては刺しにくい場合も多いそう。
その時は、針の先端に自分でやすりをかけて好みのギザギザを作るそうです。
道具も手作りするなんて、職人さんですね。


少しずつ羊毛をニードルで刺していくことで、だんだんと立体感も出てきます。
微妙に色合いの違う羊毛を根気よく足し刺して、形を確認しながらリアルさを出していきます。
「家のtama」さんはお母さんでもあるので、子どもさんが学校に行っている間や、お仕事や家事の合間を工夫しながら、数時間の空き時間を利用して集中してこの作業をするそうです。
1つの作品を作るのには、作品の大きさなどによって違いはあるそうですがだいたい2週間くらいかかるそう。
作品以外の取り組み
作品をまずは皆さんに知ってもらいたい。
「家のtama」さんが始めたことは、Instagram等で発信するときにどんな工夫をしたら皆さんにより届くのかを学ぶこと。
Instagram「家のtama」では、素敵な映像とともに、「家のtama」さんが作品の紹介を語られている動画が投稿されています。

いろいろな作品を見れると同時に「家のtama」さんの優しい語り方に癒されます。
興味を持たれた方は、Instagram「家のtama」に訪れてみて下さいね。
素敵な作品たちがお待ちしています。
もっと「家のtama」さんについて知りたい方は、
「家のtama」さんご自身が書かれているプロフィールがあるので、そちらもどうぞ。
「家のtama」さんの作品は、展示会で手に取って見せていただくことができるので細かな部分まで見ることができます。