俳句は、季節や自然の美しさを短い言葉で表現する楽しい趣味です。
俳句にちょっと興味があるなら、俳句会を覗いてみるのはいかがでしょうか?
本記事では初心者でも俳句に親しめる丸亀新樹俳句会を紹介します。
もくじ
丸亀新樹俳句会の情報

| 団体名 | 丸亀新樹俳句会 |
| 所在地 | 丸亀市生涯学習センター4階 講座室3 |
| 連絡先 | 0877-22-6598 |
| 代表者 | 大住 孝子 |
| 会員数 | 約15名 |
| 活動日・時間 | 毎月 第4日曜日 13:00~16:30 |
| 主な活動場所 | 丸亀市生涯学習センター4階 |
| 参加費(年間) | 月々500円 年間6,000円 |
| 主催イベント | – |
| 参加イベント | – |
俳句会の活動について
俳句会では主に2つの活動が行われています。
1.定例の俳句会
毎月1回、第4日曜日の午後に生涯学習センターにて定例の俳句会をおこなっています。

俳句会は以下のような流れとなっています。
俳句をつくる
各自がその日のテーマや季節の風景を基に俳句を詠みます。
自然を感じながら、言葉を絞り出して自分だけの表現を探していきます。
句を見せ合って、心に響く作品を選ぶ
参加者全員が詠んだ句を披露し合い、その中から特に心に響く句を選びます。
どこが良かったか話し合う
選ばれた句について、どこが良かったのかをお互いに話し合います。
それぞれの感性や意見を共有することで、他の人の視点を学び、自分の表現を磨くきっかけになります。
2.吟行
時には野外活動をして俳句を楽しむのが吟行です。
吟行は「俳句+ピクニック」という感じで、自然や季節を感じられる場所をおとずれて俳句を読む活動です。

メンバーで選んだ目的地へ行く
散策しながら、俳句を5句作る(約2時間)
昼食を食べる
作った句を披露して、感想を話す
句を披露するときは、作者の名前を隠した状態で投票をして良いものを選ぶそうです。
代表の大住さんに俳句の魅力を
教えていただきました
今回、この俳句会の代表を務める大住孝子さんに、俳句の魅力や俳句会の特徴についてお話を伺いました。

俳句の魅力と短歌との違い
俳句に親しむ中で、よく混乱するのが、俳句と短歌の違いです。
俳句は「五・七・五」の形式で、短歌は「五・七・五・七・七」の形式で詠まれます。
とのこと。
たった17文字の中に感情や景色を詰め込むのは、とても難しいと感じますが、これこそが俳句の醍醐味だと大住さんはおっしゃいます。

情報を少ない文字数に込めるのは難しいですが、その制約の中での工夫が楽しいんです。
と、笑顔で語ってくれました。
壁を越えると俳句の楽しさが広がる
俳句を詠む楽しさは、続けていくうちにより深まるものだと大住さんは言います。

最初は何も言葉がでてこないこともありますよね。
良い句が作れなくて壁にぶつかることもありますが、そこを乗り越えると楽しさが倍増します。
実際に、丸亀新樹俳句会に参加している人たちは、ほとんどが途中でやめることなく続けているそうです。

有名な俳人、金子兜太さんもこのようにおっしゃっています。
『物心ついたころから十七音に、自分の生活のすべてをのせて生きてきました』
今はこの気持ちがよくわかりますね。
気構えなくて大丈夫!
気軽に見学にお越しください
俳句会というと、どこか敷居が高い印象を持つ方も多いかもしれません。
しかし大住さんはそんなことないんですよとおっしゃいます。

最初は見学だけでも大丈夫ですよ。
見学を通して雰囲気を掴んでから、気軽に参加してもらえればと思います。
初めて俳句を詠む人や、俳句に興味があるけれど始めるきっかけがつかめない方にとって、まずは俳句会の活動を見学するのが一番。
大住さんの笑顔と気さくな対応から、初心者でも安心して俳句に親しめるコミュニティだと伝わってきました。
身近な俳句体験—投句箱
さらに、俳句は特別な場所や時間を必要とせず、身近な場所で楽しめるものだと大住さんは教えてくれました。
地元の丸亀城近くには「投句箱」が設置されており、誰でも自由に俳句を書いて投函することができるそうです。

ただの灯籠だと思っていましたが、よく見ると「俳句の灯」と書いてありますね。

背面に扉がついていて、中には紙と鉛筆が入っていました。

こちらの紙に俳句を書いて入れておいておくと〇〇になります。
(入れておくとどうなるのでしょう??情報が無く、どうなるのかわからず)
俳句に興味があるけれど、いきなり俳句会に参加するのは気が引けるという方はこの投句箱を利用してみるのもよいかもしれません。

俳句は身近なことから始められます。
まずは書いてみること。
そこから楽しさが広がっていきますよ!
俳句会に必要なもの
俳句会に参加する際に必要なものは次の3つです。
- 筆記用具
- 句帳
ノートやメモ帳で良い - 歳時記
歳時記は俳句の季語を集めて分類・整理し、解説や例句が掲載された季語の辞典ともいえる書籍です。
歳時記は1,500円程度から購入することができるそうですよ。
また、筆記用具と紙を用いた手書きの良さもありますが、現代ならスマホに作品を書き留めるのもひとつの方法ですね。
まとめ
俳句は世界の美しさを捉える目線と、最小限の言葉で感動を表現する日本語の奥深さを教えてくれる素敵な趣味です。
季語を含む五・七・五のリズムというシンプルなルールだからこそ、初心者でもカンタンにはじめられ、追求すれば無限の奥深さがある世界。
スポーツは怪我で引退せざるをえない可能性がありますが、俳句は一生かけて遊べるのもメリットですよね。
まずは気軽に参加できる丸亀新樹俳句会で、俳句の世界を覗いてみませんか?


短歌では形容詞を使って『美しい』『悲しい』といった感情を直接表現します。
しかし、それらの形容詞を使わずに表現するのが俳句の基本です。