「一人旅は好きだけど、ずっと一人が好きなわけじゃない」旅で世界の人とつながる はな@旅さん

執筆者:しろねこ

世界中を旅して、人や文化と交流するはな@旅さんにお話を伺いました。

大学を卒業したら、絶対にインターンシップで海外に行こうと思っていたのに、コロナの影響で断念。就職して社会人として働きながら三年間お金をため、2024年5月、やっとアジアからヨーロッパ、アフリカをめぐる四か月間の旅に出ることができたはな@旅さん。その中でも特に印象に残っているのはフィンランドとケニアなのだとか。

フィンランドでのホームステイ

はな@旅さんがフィンランドを選んだのは、ヨーロッパに行きたかったから。

お金を節約するために、ホームステイのマッチングアプリで滞在先を探したそう。ちなみにこのマッチングアプリは、登録されたホームステイ先の中から行きたい国の家庭を探して申し込み、お互い条件が合えば契約が成立するというもの。

彼女を受け入れてくれたホストファミリーが暮らすのは、首都ヘルシンキから北西に格安高速バスで4時間、自然が豊かなコケマキという、ふつうの観光旅行ではなかなか行けないような場所でした。はな@旅さんは、子供やにわとりの世話などのお手伝いをして食事と宿を提供してもらい、空いた時間には森にベリーつみやハイキング、湖にも泳ぎに連れて行ってもらって、夏のフィンランドを楽しんだそうです。

二週間コケマキに滞在して、現地の人の生活を体験できたことがとてもよかったと彼女はいいます。「でも二週間だとやっと慣れてきたころでしょう、もっと滞在したいと思いませんでしたか?」との問いに「針葉樹林と湖のある風景はとても美しくて感動しました。しかし、電波も弱くて退屈だし、それ以上は難しかったかも」との答え、はな@旅さんは一か所に留まるより、もっといろいろな場所を見てみたい人なのです。

ケニアでのカルチャーショック

はな@旅さんの旅のスタイルは基本バックパッカー。7キロの荷物を背負い、飛行機はLCC、宿も数日先は決めていない。「それでも何とかなる。きれいじゃなくてもOK」といいます。

でも「これは困った!」ということはなかったの?

「ケニアでもマサイ族のお宅にホームステイしましたが、ド田舎で水道がなく、水瓶の水も使いすぎたら怒られました」

当然お風呂もないので、三日間お風呂に入らないでいたら、頭皮がぽろぽろとはがれてきたそう!

時間の感覚も「ちょっと待って」が半日だったり、飛行機も普通に一時間半遅れたりする。なのにスワヒリ語で「ポレポレ(ゆっくりいこう)」というのには、はな@旅さんもさすがにカルチャーショックを感じたといいます。

それでも彼女は想像を超えてくるギャップを楽しむように、現地の女性と同じように細かく髪を編み込み、マサイの布をまとってこの笑顔です。鮮やかな布の色彩が、乾いた大地に映えています。

マサイの伝統的な布を羽織って笑顔ケニアではボランティアで子供たちに授業もしました

「この布はマサイの伝統的な布です。大学で文化人類学を専攻していたので、それぞれの国の歴史や文化、人々の生活、またしきたりや祭りなどの民族史にも興味があります。」というはな@旅さん。

なるほど、民族間の考え方の違いを知ることも、その文化人類学的な興味の中の一つなのですね。

彼女が世界各国をめぐる旅に駆り立てられる理由がここにあるように感じました。

「一人旅は好きだけど、ずっと一人が好きなわけじゃない」

見出しの言葉ははな@旅さんが自身のXでつぶやいたもの。

一人で旅をするのが平気なはな@旅さんですが、人とはいつも関わりたいと思っているそう。見学先や宿で偶然一緒になった人と食事をしたり、後日落ち合って別の場所を一緒に旅することもしばしばです。

でもエジプトとインドはご主人と行くためにとってあるといいます。理由は「男性と行ったほうがいいと思う場所だから」

来年のゴールデンウィークにはご主人とインドに行くことが決まっているとのこと、一人で見る風景も素晴らしいけど、二人で見る風景はまた別の見え方がするかもしれません。

丸亀に住んでみて

はな@旅さんは、半年前にご主人の転勤で丸亀に引っ越して来ました。「仙台生まれのはな@旅さんにとって、香川はもしかしたら、いままでの旅行以上に思ってもいなかったところに来たという印象では?」

しかし彼女は、「知り合いがどこにもいないからこそ、人とかかわることの大切さを感じるようになりました。丸亀はとても住むのに楽です」といいます。

だけど一方で香川から出ない人たちが多いとも感じているそう。「香川から海外に行く人が増えて、高松空港からの国際線が増えることを願っています」「もっと皆に海外に出て刺激を受けてほしい、お金をかけなくても安く海外旅行ができることを知らせたい。もっと海外を知る場所があればいいのに」と話すはな@旅さん、ぜひ香川の人たちに海外のすばらしさを伝えて、丸亀の良いところも世界中に発信してください。

インタヴューを終えて

はな@旅さんのSNSを拝見すると、彼女の旅は決して楽しいことばかりではありません。それでも「また旅に出たい!」という、そのバイタリティーには圧倒されます。また、旅の資金をどうやって稼ぐかということをちゃんと考えているところも、しっかりしているなあという印象をもちました。

「ノマド」とはフランス語で遊牧民のこと(絶えず引っ越しや旅行をする人にも使います)、今はインターネットにつながればどこでも仕事ができる時代、はな@旅さんなら働くことと旅をすることを両立しながら、軽やかに世界を駆け抜けて、いろいろな人や文化とかかわり続けることができると信じています。

昨今の世界の政情の不安定さや円安で、海外旅行はしばらく無理だと考えていた私も、はな@旅さんのお話を伺ってから、なんとか手段を考えてまた海外に出たいと思うようになりました。

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